江戸時代の町並み再現 江戸東京博物館より
江戸東京博物館
江戸と東京の歴史や文化を伝える博物館
両国国技館の隣に位置しています。
失われていく江戸、東京の歴史と文化に関わる資料を
収集、保存、展示する目的に、
「江戸と東京の歴史や文化を伝える博物館」として
平成5(1993)年3月28日に開業しました。
1階のチケット売り場でチケットを600円で購入し、
常設展示室に行くためにエスカレーターに乗ります。
常設展は6階の江戸ゾーンと5階の江戸ゾーン、東京ゾーンの2フロア。
以前、大阪歴史博物館を紹介した時は、
そして近現代大大阪の時代と続きました。
考えてみたら、東京の歴史は江戸時代から。
江戸時代以降、東京は大発展を成し遂げたのですね。
日本橋がお出迎え
6階の江戸ゾーンに入ると日本橋がお出迎え。
この橋を渡って展示ゾーンに向かうことになります。
江戸の町並み再現
寛永の大名屋敷
江戸ゾーンにはいろいろな展示品が飾られています。
また、パネルで江戸時代の色々な分野が説明されていますが、
目を引くのは数々のジオラマによる江戸の町の再現です。
先ずは、江戸城本丸大手門の前に建てられた
広大な敷地に桃山風の荘厳な建物が建っていました。
正門も綺麗な飾りで装飾されていました。
ただ、明暦の大化により焼失し、それ以降はこうした立派な建物は
建てられていません。
寛永の町人地
次に寛永の町人地です。
江戸初期の日本橋北詰の町人地です。
前の大名屋敷とほぼ同じ敷地面積に作られた町です。
1戸1戸が極めて小さいことが良くわかります。
両国橋西詰
江戸時代後期の両国橋西詰の広小路には、
軽業や歌舞伎芝居を見せる見世物小屋、
髪結い床や水茶屋などがいくつも立ち並び、
寿司、てんぷら、うなぎなどの屋台や、すいか売り朝顔売りなどの物売りや
大道芸人も多く集まりました。
夏の間は花火見物の屋形船、屋根船、猪牙船が行きかい、
物売り船や花火船で賑わったそうです。
寿司は江戸の屋台で発展したそうです。
当時の寿司は、今よりも1貫の大きさが大きく、
シャリは赤酢の寿司だったそうです。
また、ネタは江戸前の魚が中心で、主に酢漬けの魚が利用されました。
これから何回かに分け、江戸東京博物館の中で興味深かった物を中心に
江戸と東京の文化と伝統や歴史についてお伝えしたいと思います。