トヨタ産業技術記念館 歴代の名車たちその1
トヨタ産業技術記念館展示車両から
コロナ
初代コロナは1957年に登場しました。
下の写真は3代目コロナで1964年に登場しました。
総排気量は1490CCです。
ダットサン(日産)ブルーバードとの熾烈な販売競争で
勝ち抜き国内販売台数1位を獲得した車です。
真赤に燃える太陽、そのまわりの淡い真珠色の光。
太陽の冠という意味で
明るく親しみのもてるファミリー・カーにふさわしいように
名づけられました。
2001年にプレミオに名前が引き継がれるまで
11代まで製造されました。
下の写真は5代目コロナです。
1973年登場。
総排気量は1808CCに増えています。
カローラ
1966年に登場したトヨタカローラ。
800CC級のパプリカと
1500CCのコロナの中間に位置し
機能主義で商業的に成功しなかったパプリカに対し
デラックス感を備えた装備が大ヒットしました。
「カローラ」は、英語で花の冠
花の中のもっとも美しい部分、花びらの集合体という意味で
人目をひく、美しいスタイルのハイ・コンパクトカー
をイメージして名づけられたそうです。
2015年には国内販売累計台数が1000万台を超え
日本を代表する国民車となりました。
クラウン
下の写真は1955年に発売された初代クラウン・デラックスです。
真空管式ラジオやヒーターなど
当時としては高級な設備を備えていました。
排気量は1453CC。
最高速度は公称100kmです。
海外メーカーとは提携せず、純国産で造られました。
下の写真はトヨペットクラウンのスタンダード版です。
クラウンは、英語で「王冠」という意味です。
2020年現在も15代目のクラウンが作り続けられ、
今でもその歴史が引き継がれています。
カローラスプリンター
スプリンターは1968年から2002年まで作られた
カローラの姉妹車でした。
下の写真は1968年型の初代スプリンターです。
総排気量は1077CC。
セダンのみであったカローラをスポーツタイプの
クーペとして作られたモデルです。
英語で短距離ランナーという意味のスプリンター
公称最高速度は、カローラより5km上だったそうです。
TOYOTA2000GT
1960年代前半、
競合する日産自動車はフェアレディ
本田技研工業はSシリーズという
スポーツカーを持っていましたが、
トヨタ自動車は、
対抗するスポーツカーを持っていませんでした。
一方、ヤマハ発動機は4輪部門の研究を重ねていましたが
多額の開発資金をかけたものの
4輪自動車の販売には至っていませんでした。
このTOYOTA2000GTは1967年に誕生しました。
1970年に生産が終了するまでに337台が
生産されたそうです。