トヨタ産業技術記念館 トヨタグループ館
旧豊田紡績(株)本社事務所
トヨタグループの発祥の地
トヨタグループ館の建物があります。
この建物は、1925(大正14)年に建設された
豊田紡績本社事務所を
建設当時の状態に修復したものです。
設立総会などが開催されたそうです。
豊田自動織布工場を設立し、後に豊田紡績本社となった
トヨタグループの発祥の地になっています。
豊田佐吉氏のゆかりの品
ここトヨタグループ館は1階が開放されていて、
豊田佐吉氏のゆかりの品が展示されています。
これは豊田式糸繰返機と言われるもので
一度に多数の枠取りが出来るようになって
作業性が効率化した機械だそうです。
1894年に作られたものの複製です。
これは天野製作所(現アマノ株式会社)製の
タイムレコーダーです。
同社製としては現存している最古のもので
1943(昭和18)年頃のものだそうです。
その他にもトヨタグループ各社が制作した
自動車の部品関連が展示されていました。
豊田商会事務所
豊田佐吉氏の住居
豊田商会は豊田佐吉氏が究極の目的とした
自動織機と環状織機を発明、研究するために
1902(明治35)年に設立しました。
この建物は、1905(明治38)年に
豊田佐吉氏の住居であり研究室だったものだそうです。
産業技術記念館設立の際に移転修復したものです。
トヨタ産業技術記念館を訪ねてみて
自動織機に始まり、繊維事業を立ち上げ、
繊維事業を発展させて自動車事業に取り組んでいく、
まさに日本の工業の発展しが手に取るようでした。
自動車事業の立ち上げに苦労した歴史や、
自動車の歴史についても興味深く見ることが出来ました。
そして何より楽しかったのは
トヨタ自動車の昔からの名車の実物に出会えたことです。
今回は出張の合間に立ち寄ったこともあり、
駆け足の見学となってしまいましたが、
機械があればまたゆっくり見学してみたいと思います。
長い間お付き合い頂き有難うございました。