【旅行トラブル記】マドリードでスリに遭った話
海外ではスリにご注意
今年は10連休
まもなく10連休ですね。
海外で過ごす方も多いと思われます。
このゴールデンウィークの予約数は、JALのホームページによると国際線の総予約数
は前年比107.3%だそう。
例年より大幅アップです。
海外では身を引き締めて、スリにご注意を。
注意喚起と自戒の念を込めて、スリに遭った時のことを記事にしてみます。
スペインに行った時の話です
もう、10年以上前のことですが・・・。
スペインを旅行した時の話です。
日本からスペイン、バルセロナに入り、アルハンブラ宮殿があるグラナダ、アンダルシ
ア地方にある白い町ロンダに立ち寄りながらマドリードに入りました。
7月のスペインは非常に暑く、この年は最高気温が40℃を超える日が何日も続いてい
ました。
財布をすられた!!
地下鉄で
マドリードの滞在2日目だったでしょうか。
貴重品やパスポートはホテルのセーフティーボックスにしまっておいたのですが、たま
たまちょっとした買い物がしたくて500ユーロとクレジットカードを財布に入れて外
出しました。
暑かったからか、長旅の疲れからか、いや完全に油断しきっていたのでしょう。
地下鉄Sevilla駅でのこと。
地下鉄の切符の自動販売機の前で、堂々と財布を開いたまま、使い方がわからない自動
販売機に悪戦苦闘していました。
その様子をスリが狙っていたんだと思います。
漸く買った切符を手に地下鉄に乗り込みました。
やって来た列車は異様に混んでいました。
今から考えれば、1本見過ごせば良かったんだと思います。
この時は冷静な判断が出来ず、混んでいた地下鉄に乗り込んでしまいました。
当時は海外旅行時にはプラスチック製の鎖が付いた盗難防止用の財布を使っていまし
た。鎖をベルトに巻きつけて、財布はズボンのポケットの中に入れていました。
ぎゅうぎゅう詰の車内で多くの人に囲まれます。日本の通勤電車以上の人混みです。
ところが次の駅で多くの人が降りて行きます。
本能的にふっと財布の有りかを確認してみると、鎖は無残にも切られており、あるべき
財布は無くなっていました。
降りた大勢の人が偶然なのかスリの集団だったのかはわかりません。
慌ててホームに降りると、遠くに走って階段を上っていく人たちの姿が見えます。
犯人かどうかは分かりませんが、もう追いかけても無理でしょう。
駅で警察署の場所を教えてもらい、警察に届けました。
ただ、盗難証明書を貰うだけで、犯人は当然捕まるはずもなく、盗まれた500ユーロ
とクレジットカードは返ってきませんでした。
教訓
人前では財布は見せない、財布の有りかを明かさない
満員電車には極力乗らない
この2点ですね。
海外では、最初は緊張感を持って行動するのですが、長旅ではだんだん慣れて気が緩ん
できます。緊張感を切らさず、注意したいものです。