観光客の殺到でかつての雰囲気が失われた
観光客の殺到で変わっちゃったスポット
ネットニュースにて
「以前は本当に何もない島で、それが楽しかったのに、リゾートホテルが出来て以来、
どこにでもあるリゾートに成り下がった。裕福そうな宿泊者が増え、全く違う島になっ
た気がする」
「観光客が増え、島のごみ処理能力を超えている」
こんな記事が@niftyニュースに載っていました。
来日外国人が1,000万人を超えたのが2013年。
2017年には2,869万人となり、2018年の速報値は3,119万人。
国は2020年までに4,000万人の受け入れを目標としています。
一方、日本人、外国人に限らず、観光客が増えすぎてかつての雰囲気が失われたスポッ
トについても紹介されていました。
新宿ゴールデン街(東京都)
アングラ芸術やサブカルの聖地だった同地だが、近年は外国人観光客が急増し、昭和の
退廃的な雰囲気は薄れた。「自分の居場所がなくなった」と嘆く常連客が多い。
赤羽・立石(東京都)
昼のみの聖地として知られる同地だが、近年のせんべろブームに乗っかった若い女性客
の姿も目立ち、「おじさんのオアシスを壊さないで」との声も。
明治神宮(東京都)
コスプレ姿でやってくるものや、フェス帰りの酔客など、参拝にふさわしくない外国人
観光客も。「鳥居前でいちゃつく外国人カップルもいる」という住民も。
USJ(大阪市)
アジア人観光客が増え、各アトラクションの待ち時間が大幅に増えた。「列に1人だけ
並んで順番が近づくと仲間を呼んで割り込ませる外国人も」
「何もないことを楽しむ、のんびりした島だったのに、星野リゾートが出来て都市と変
わらない便利な島に。」
博多の屋台(福岡県)
長居しないのが屋台のルールだが、「観光客はラーメン1杯とビール1本で1時間居座
る」とか。観光客増加で2~3割値上げされ、地元民も足が遠のく。
等々・・・。
その他にも、無届の闇民泊があったり、労働者向けの簡易宿泊所が外国人向けの宿に業
種転換し低所得者向けの機能が果たされなくなったり、渋滞や路上駐車の問題があった
りと問題は山積しているようです。
インフラ不足
5年間のあいだに外国人観光客は3倍以上!!
あまりにも急激で、インフラの整備は追いついておらず、私たちの心の準備も追いつい
ていません。
外国人観光客の方が、日本にお金を落としてくれるのは有難いのですが・・・。
今まで日本のことを知らなかった外国人が日本のことを知りたがって訪日することは非
常に良いことだと思いますが、インフラ不足では、せっかく来てみたけどがっかりして
帰ったということにもなりかねません。
店舗の受け入れ態勢や、言葉の問題、案内板の整備など、まだまだと言った所では無い
でしょうか。 また、ここが重要なのですが、日本人全体が、気持ちの面で外国人観光客
を歓迎して受入れる体制が未だ整っているとは言いがたいような気がします。
我々が海外に行った時
外国人観光客が多いフランスとかでは、フランス人は肩ひじ張っていませんよね。
来るならどうぞ。
私たちは変わりませんので、あなたが変わってください、どうぞという感じ。
(個人的な偏見ですが)
スペインとかは、国民性からか陽気な性格でどうぞどうぞと迎え入れてくれる。
心からスペインを楽しんでいってくださいみたいな。
(これも個人的な見解ですが)
ですから、逆に私も、現地に行って失礼にならいようにと気を使うことも忘れません。
外国人を含む観光客が増えることは、日本が変わることも仕方がないと覚悟をしたうえ
で、変わらないものは変わらないと確信することだと思います。
覚悟を決めるのにはもう少し時間も必要なのでしょうが。