京都鉄道博物館に行ってきました その1
京都鉄道博物館とは
歴史と経緯
2014年に閉館した交通科学博物館の収蔵物の一部と2015年に閉館した梅小路蒸
気機関車館の収蔵物を展示する京都鉄道博物館が2016年4月29日にグランドオー
プンしました。
さいたま市にある鉄道博物館、名古屋市にあるリニア・鉄道館とともにかつて活躍した
鉄道遺産を展示する博物館となっています。
アクセス
JR嵯峨野線で京都駅から1駅目の梅小路京都西駅の駅前にあります。
JR京都駅からでも中央口から徒歩で約20分で行くことが出来ます。
入場料は1,200円です。
鉄道博物館に展示してある車両たち
エントランスホール
エントランスホールでは、ついこの前まで走っていた0系新幹線が迎えてくれます。
テンションが上がります。
そのほかにもC62形蒸気機関車とクハ86形電車が並んでいます。
C62形蒸気機関車は戦後の1948年から49年の2年間に亘りD52形蒸気機関車
を改造して49両が製造され、東海道本線や山陽本線などの主力幹線の優等列車に使わ
れた機関車です。
ここに飾られているC62形26は交通科学博物館に保存されていたものを移設したも
のです。
クハ86形電車は「湘南電車」と呼ばれる初期の電車で、当初から超大編成を想定して
作られた電車です。
1950年から1958年の8年間に大小の改良を加えつつ652両が製造されまし
た。
新幹線0系新幹線は一部の車両は中に入れます。
昔は新幹線にビュッフェ車両がありました。
DD54形ディーゼル機関車が新幹線0系の横に展示されています。
DD54形ディーゼルカーは1966年から製造が開始されたディーゼル機関車で、蒸
気機関車の置き換えを目的としていました。
西ドイツのメーカーのライセンスを受けて作られましたが、故障が多く、あまり活躍は
しなかったようです。
交通科学博物館からの移設です。
そして103系電車です。
国鉄通勤車両の電車です。
1963年から1984年の21年間に3,447両が製造されたそうです。
つい最近まで大阪環状線を現役で走っており、主力車両でした。
本館では
本館に入ると飛び込んでくるのが新幹線500系です。
JR西日本が新幹線専用車両として製造した新幹線500系です。
山陽新幹線用に投入されましたが、東海道新幹線でも営業を開始しました。
最高速度が320㎞に設定されていたことから、のぞみ用の車両として活躍しました。
近未来的な鼻の長い恰好良いモデル。
個人的には歴代の新幹線車両の中でこのモデルが一番好きでした。
クハ581形寝台特急電車。
1968年に製造された寝台特急専用の電車で、最初に投入された愛称から月光型電車
と呼ばれていました。
明星(新大阪~西鹿児島)、なは(新大阪~西鹿児島)、彗星(新大阪~宮崎)、金星
(名古屋~博多)などで活躍しましたが、1980年代前半に寝台特急が大幅に減少と
なり、運用から外されていきました。
1958年のダイヤ改正で今まで特急運用がなかった上野~青森間に初めて登場した特
急列車「はつかり」。
この時は蒸気機関車が特急列車を牽引していたのですが、1960年に81系気動車が
登場し蒸気機関車に置き換わりました。
新幹線100系電車です。
新幹線0系の置き換えを目的として国鉄が製造を開始し、JRに分割後もJR西日本と
JR東海が製造し続けました。
1985年から1992年までに1,056製造投入されたとのことです。
この他にも紹介しきれなかった車両が展示されています。
是非、鉄道好きの方に足を運んでいただければと思います。
(展示されている蒸気機関車については別記事で紹介する予定です。)
たまには、飛行機ではなく、電車の世界も楽しいです。
今度は、是非名古屋のリニア鉄道館とさいたま市の鉄道博物館にも足を運んでみたいと
思います。