すごい煮干しラーメン凪 新宿ゴールデン街本館に行ってきました
新宿ゴールデン街とは
新宿ゴールデン街にあるラーメン店
新宿ゴールデン街とは、戦後脈々続く飲み屋街です。
新宿区役所の前の職安通りを挟んだ向かいに新宿ゴールデン街はあります。
私は20年近く前に新宿の支店に勤務していたこともあり、何度かこの街に顔を出しました。
当時は、雑多な雰囲気の暗い感じの飲食店街だったような印象があります。
そんな街に「人気の絶えない、旨いラーメン屋がある」との情報が。
こうした話を聞いて、是非そのラーメン屋に行ってみたいと思うようになりました。
今回、東京へ前乗りの出張が決定です。
よし「すごい煮干しラーメン凪新宿ゴールデン街本館に行こう!!」
そう決めました。
新宿ゴールデン街の歴史
昭和20年の戦後まもなく新宿駅東口に闇市”新宿マーケット”が開かれたそう。
その後、”新宿マーケット”は”竜宮マーケット”に名を変え、屋台の飲み屋街に形を変えていきました。
ところが、昭和24年に占領軍から露店の撤去命令が出されることとなりました。
仕方が無く、移転した先が旧三光町、今では歌舞伎町1丁目となったこの地でした。
一方、古くから遊郭街であった新宿二丁目の露天商も占領軍の撤去命令によりこの街に移ってきました。
それ以降昭和33年の売春防止法が出来るまでこの街は”青線”と呼ばれる非合法売春地帯として隆盛を極めてきたそうです。
売春防止法が施行されてからは、飲み屋やバーとして再出発していきました。
この頃からゴールデン街と呼ばれるようになったようです。
作家や漫画家、演劇や映画関係者といったいわゆる文化人と呼ばれる人が安酒を酌み交わしながら議論を繰り返す街に変わっていきました。
昭和60年代に入りバブルがやってくると、地上げ業者がやってきました。
新宿に近いこの地の再開発を目論んだようです。
3坪や4.5坪の土地と30年以上経った古い建物を億円単位で買い漁っていきました。立ち退き料も1,000万円を超えたと言われています。
この結果、ゴールデン街は虫食い状態になってしまいました。
200軒あった店舗も140軒までに減ってしまったようです。
その後、バブル崩壊も一段落した2000年代に入り、若い人たちが新たな店舗を出店し活気を取り戻してきているようです。
新しいコンセプトのお店も出てきており、この街もこれから変わっていくのでしょう。
すごい煮干しラーメン凪
行列に並びます
そんな新宿ゴールデン街にあるすごい煮干しラーメン凪。
着いたのは日曜日の14時頃。
ランチタイムも終わるこの時間でも待ち客が6、7人いました。
店舗の前の道ではなく、この細い路地に並ぶようです。
待つこと15分。
「次の方どうぞ」と上から呼ばれます。
店舗は2階にあり、細い階段を上っていきます。
店舗の前はこんな感じです。
ラーメン屋とは思えません(笑)。場末のスナックのよう。
すごい煮干しラーメンは凄かった
2階に上がってお店に入ると券売機があります。
人気No1と書かれた特製すごい煮干しラーメン1,200円と日本ビール(?)を注文します。
個人的にはラーメンは1,000円までと考えているので1,200円はちょっと抵抗感があるのですが。
カウンター10席ほどの狭い店舗です。
日本ビール(?)500円・・・。
日本ビールの正体は、プレミアムモルツの缶ビールでした。
特製すごい煮干しラーメンです。
外見は結構インパクトがあります。
うん。美味しそうです。
最初にスープを飲んだときは、普通の魚介系ラーメンだと思ったのですが。
煮干しの魚介系の味がするけど普通かなと。
ところが・・・。
旨味が後から湧き出てきて・・・。
・・・。
すごい煮干しラーメンは凄い!!
うまく表現が出来ませんが魚介の旨さがどんどん湧き出てくる感じです。
この記事を書いていても、唾液が止まりません。
麺も極太麺でスープに絡みます。
食べ応えも抜群です。
店主のこだわりが壁一面に張り出されています。
個人的な感想ですが、並んでも食べる価値あり。
美味しい一杯に巡り合えました。