和歌山城に行ってきたお話
和歌山城の歴史
徳川御三家の紀州藩
湯浅伝統的建造物群保存地区を周った帰りに和歌山城に寄ってきました。
和歌山城は豊臣秀吉が1585(天正13)年に紀州を鎮定した際に、弟羽柴秀長に紀州を治めさせるため、秀吉自らが築城したお城だそうです。
その後、徳川家康の十男、徳川頼宣が1619(元和5)年に入城し紀州徳川家が成立しました。1621(元和7)年より城の大改修と城下町の拡張を始めましたが、あまりにも大規模であったことから幕府より謀反の嫌疑をかけられたと言われています。
現在城跡として残されているのは、最盛期の四分の一ほどだそうです。
残された天守は国宝に指定されていましたが、太平洋戦争中の1945(昭和20)年7月9日の和歌山大空襲により、指定建造物11塔すべてが焼失してしまいました。
現在の天守は、1958(昭和33)年に鉄筋コンクリートで再建されたものです。
南海の鎮(なんかいのしずめ)
紀州徳川家は幕府の中で西日本を監視する役割を果たしました。
南海の鎮とは紀州徳川家の家譜に記された言葉で、紀伊、伊勢の国、淡路、四国の南海地域を治め、平和を守るという意味です。
和歌山城へ
広大なお城
最盛期の四分の一の広さになってしまったとは言え広大な敷地です。
JR和歌山駅と南海和歌山市駅からともにバスで10分、「公園前」で下車します。
標高48.9mの虎伏山に築城されているので結構急な坂を登ります。
高く積み上げられた石垣が特徴的です。
こちらが天守です。
入場料は410円です。
天守閣の中は、当時の鎧兜や刀や槍などが展示されています。
天守閣を一望
天守閣を降りて少し歩いたところに、見晴らし台があります。
ここからの和歌山城の眺めが絶景ということで上ってみました。
確かにすばらしい眺めです。
秋の1日、和歌山を堪能してきました。