JGCプレミア修行の地 シンガポールを調べてみた
2019年1月OKA-SIN計画
修行の地シンガポール
前の記事で、JGCプレミアの修行としてKIX-OKA-HND/NRT-SIN-HND-
OKA-KIX(関西-那覇-羽田/成田-シンガポール-羽田-那覇-関西)のチケットを取っ
たということをお伝えしました。
その為に、シンガポールではどこに行こうかとか、何を食べに行こうか、とか調べてい
ました。
そうした中で、「独裁国家」シンガポールとか、「明るい北朝鮮」シンガポールという
目を疑うような言葉が目に入ってきました。
???そういえば、シンガポールのことって観光地以外あんまり知らない。
確か、初代首相リークワンユーが「ルック イースト」(日本を見習え)と言ってい
た・・・これくらいの知識しかないことに気が付きました。
(2014年シンガポール往訪時)
シンガポールの国会
折角なのでシンガポールの歴史や政治について調べてみました。
マレーシアから追われるような形でシンガポールは独立しました。
独立後シンガポールの国会は1院制で、任期は5年です。
建国以来与党人民行動党が議会の大多数を占めています。
定数は現在は89で内75議席が集団選挙区(定数4~6)が占めています。
集団選挙区の選挙方法は、その選挙区の過半数獲得政党が、議席を総取とする方式とな
っています。
集団選挙区では野党が定数一杯の候補を立てられず、与党が無投票で勝利することも多
いようです。
与党が選挙に勝ちやすい方式となっており、2015年の総選挙でも定数89議席の内
83議席を与党が占め、圧倒的多数となっています。
選挙は国民の義務となっており、選挙に行かないと罰金や選挙権の停止といった罰則が
あるようです。
(2014年シンガポール往訪時)
シンガポールの首相
シンガポールでは大統領は儀礼的な存在であり、行政権は持ちません。行政権は内閣
(首相)にあります。
初代首相はリー・クワンユー、第2代目はゴー・トクチョンが勤めましたが、第3代首
相はリー・クワンユーの長男リー・シェンロンが勤めています。
世襲制とは言いませんが、明るい北朝鮮と言われる所以でしょうか。
但し、某日本国でも二世議員、二世首相が跋扈しているとも言えますが・・・。
(2014年シンガポール往訪時)
罰金の国シンガポール
シンガポールのことをFINE(素晴らしい)と言うようです。
ただFINEは、罰金と言う意味もあるようです。
罰金の一例として以下のようなものがあります。
- チューインガムをかむこと、持ち込むこと 罰金S$10,000(820,000円)
- ポイ捨て、つばの吐き捨て 罰金S$1,000(82,000円)
- 公共トイレで水を流さない (初犯)罰金S$150(12,300円)
- 公共交通機関での飲食 罰金S$1,000(82,000円)
- 野鳥への餌やり 罰金S$1,000(82,000円)
- 22時半以降7時まで公共の場所で飲酒した場合(店内は可) 罰金S$1,000(82,000円) 店で売るのも同罪です。ちなみに売店で(ホテルで飲むことを条件に)内緒でビールを売ってもらった経験があります。
- 禁止エリアで喫煙 罰金S$1,000(82,000円)
- 麻薬の持ち込み・使用 罰則 死刑
元々は混沌とした東南アジアでありながら、綺麗な町になったことはこうした罰金制度
があったからこそかもしれません。
監視カメラの数も東南アジア随一です。
犯罪に目を光らせています。
独裁国家とは言われていますが
民主主義指数によるとシンガポールは民主主義と独裁のハイブリッドと言われているよ
うです。言論の自由度は低いようです。
ただ、ある意味独裁的だからできた政策も沢山あり、今では一人あたりのGDPは日本
を越してアジア1位です。
また、汚職の少なさは世界トップクラスであり、厳しい罰則は政治の世界にも浸透して
いるようです。
国民の意識も、国が成長し、自分たちの生活も良くなったことで、現在の政権を支持し
ています。
良い「独裁」であれば、国を良い方向に導くためには(何もできない民主国家よりは)
もしかしたら良い結果が出るのかもしれません。
東南アジアの中では異彩を放つ国、シンガポールですが、治安、美食、観光といった面
では行きやすい国なのではないでしょうか。(物価は高い・・・ですが。)