住吉大社へお宮参り
住吉神社の総本山
すみよっさん
なんばから南海本線各駅停車で5つめに住吉大社駅が有ります。住吉大社正門までは駅から徒歩ですぐです。摂津の国「一之宮」として崇められてきました。日本全国に約2,300あると言われる住吉神社の総本山です。
大阪人は住吉大社のことを「すみよっさん」と親しみをこめて呼んでいます。初詣は3が日で230万人以上の参拝客を集めます。この数は日本第7位ですが、関西では伏見稲荷退社に次いで第2位、大阪では圧倒的に第1位の参拝客数となっています。
神様の由緒
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)は、火神の出産で亡くなられた伊邪那美命(いざなみのみこと)を連れ戻そうと黄泉の国に行きますが、願いは達せられず、ケガレを受けてしまいます。そのケガレを清める為に海に入って禊払いをした時に住吉大神である底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、表筒男命(うわつつのおのみこと)が生まれました。
第14代仲哀天皇の后である神功皇后(しんぐうこうごう)が新羅を平定して帰還する途中に住吉大神の神託によって現在の住吉の地に鎮斎されました。のちに神功皇后も併せて祀られることとなり、住吉四社大明神として称えられることになりました。
住吉大社に御参拝
本宮
現在ある本殿はすべて文化7年(1810)に建てられ、神社建築史上最古の「住吉造」と称され、第一本宮から第四本宮まですべて国宝に指定されています。
第一本宮は底筒男命(そこつつのおのみこと)を祀っています。
第二本宮は中筒男命(なかつつのおのみこと)を祀っています。
第三本宮は表筒男命(うわつつのおのみこと)を祀っています。
第四本宮は神功皇后(しんぐうこうごう)を祀っています。
伊勢神宮では式年遷宮といって20年毎に社殿を造り替えて大神を新宮にお遷ししています。ここ住吉大社でも平安から室町時代まで20年毎の遷宮の記録が残されています。戦国時代になると遷宮は困難を極め半世紀以上に亘って遷宮は行なわれませんでした。その後遷宮制度は甦り、平成23年には国宝社殿を塗り替えし修繕を行なう第49回式年遷宮が行われました。
住吉祭
大阪の夏祭りを締めくくる住吉祭は、大阪中をお祓いする「お清め」の意味があるそうです。7月30日から8月1にかけて行われました。8月1日には住吉大神の御神霊(おみたま)をお遷しした神輿が行列を仕立てて堺の宿院頓宮までお渡りする「神輿御渡」も行なわれました。この神輿は明治14年に奉納された大神輿で、重さは700貫(約2t)轅は約11mあるそうです。
残念ながら当日の住吉祭は見学することは出来ませんでしたが、奉納された神輿を瞑することが出来ました。その写真がこちらです。
末社
末社とは住吉と関係ある神社や崇敬している人物が境内に招いた神社です。
ここは楠珺社です。初辰参りの中心となる神社で「はったつさん」と親しまれ、商売を営む人たちから篤い進行を寄せられている神社です。
今日は「すみよっさん」住吉神社を紹介させていただきました。