トヨタ産業技術記念館 繊維機械館編
トヨタ産業技術記念館とは
3年振りのリベンジで
名古屋出張の際に空き時間を見つけて
2017年に名古屋に遊びに行った時に
月曜日で何と休館日。
その時以来、3年振りのリベンジです。
トヨタの歴史が詰まった博物館
1911(明治4)年に栄生(さごう)の地に
自動織機を研究開発するために
豊田自動織布(しょくふ)工場を設立しました。
こんな街中に大きな工場を作ったのですね。
下が当時の工場の模型です。
1918(大正7)年に豊田紡績(株)に改組し、
今のトヨタグループの礎を築きました。
そして佐吉氏の長男、豊田喜一郎氏は
1935(昭和10)年に自動車事業に進出し、
1937(昭和12)年にトヨタ自動車(株)を
豊田喜一郎氏の生誕100周年にあたる1991(平成6)年に
貴重な産業遺産を保存しています。
トヨタ産業技術記念館は、繊維機械館と自動車館に分かれています。
開館時間は10時から17時までで、休館日は月曜日。
入場料は500円です。
繊維機械館
昔の紡績工場の再現
赤煉瓦の建物の中に大正時代や昭和初期の紡績工場が再現されているようです。
実際に大正時代に建てられた紡績工場で、柱や梁や壁はそのまま利用されています。
日本の産業近代化の先駆け的発明である、
無停止杼換式(ひがえしき)豊田自動織機(G型)です。
豊田佐吉氏が究極の発明目標に定め1924年に完成させた
祈念すべき第一号機で近代化産業遺産に指定されています。
豊田式汽力織機です。
動力化を安定させたこの機械は職布業者が購入しやすいように
安価な木材を使用して作られました。
こちらは1896年発明で、こちらも近代化産業遺産です。
こうした織機や紡績機器の歴史について実物の機械で学ぶことが出来ます。
様々な近代化へ
精密機械の発達でさまざまな革新織機が現れます。
こうした繊維機械の進化の様子も展示されています。
電子開口装置や電子パイル装置を備え、
ガーゼタオルから厚手のタオルまで幅広いタオルを高速で編み上げる
2013年に登場した織機です。
紡績技術の発展や、織機技術の発展、工業の基礎となる主要技術の変遷を
見ていくことが出来ます。
ただ、最新鋭の機械は大型でまさに機械のかたまりのようで、
素人の私が見るとあまりよくは分かりませんでした。
次回は私にとっては興味津々だった自動車館に着いてお伝えします。