ANA vs JAL 比べてみました 機材編
現行保有機材はと言うと
ANAホールディングス
ANA Group企業情報のHP上で2019年3月末のANAグループの保有機材が掲載されています。
以下の通りです。
エアバスA320-200にはPeachが所有している39機が含まれます。
大型機材に注目のFLYING HONU A380があります。
ボーイング787-10を中型機材といってよいかどうかは議論が分かれるところですが、注目機材です。
国内線用に投入する目的で購入したのですが、アジアの需要が旺盛と言うことで国際線に投入されました。
ANAは世界で12番目の機材数を誇るようです。
A380(ANA HPより)
ボーイング787-10(ANA HPより)
日本航空グループは
日本航空㈱は決算短信上で2019年3月末の日本航空グループの保有機材を掲載しています。
日本航空グループはボーイング747(ジャンボジェット)を早期に退役させた他、航空機の種類の統一とダウンサイジングを図って来ました。
ボーイング767や777-200は導入から20年近くを経過する機材も有り、入れ替えが必要になってきています。
ボーイング777-300ER(JAL HPより)
ボーイング787-9(JAL HPより)
新規機材導入について
ANAホールディングスの新規機材計画
航空機の新規導入については、計画してから導入されるまでに早くても2~3年掛かります。新型機であれば、4~5年以上かかるケースも有ります。
従って、航空会社の中長期的な経営の進め方に沿って航空機は納入されていきます。
ANAの今年度の新規機材は以下の通りです。
これはANAの決算短信で既に発表されています。
国際線の事業規模拡大や貨物事業におけるネットワークの再構築を推進する為、以下の機材の導入及び退役を予定しているそうです。
会社の経営方針として機材の大型化が図られていくことがわかります。
これは以下の航空機の退役の代わりとなるものです。
日本航空の新規機材計画は
決算短信やプレスリリースによる全体の今年度の導入計画は発表されていませんが、国内線にエアバスA350-900が導入されることが決まっています。
9月1日から3機のA350が羽田~福岡に投入されます。
その後札幌線、沖縄線にも登場するようです。
A350-900(JAL HPより)
またボーイング787-8がはじめて国内線に導入され、羽田~伊丹に3機が投入されます。
しかし、あくまでJALの場合はA350-900はボーイング777-200の国内線の置き換えが中心となり、国内線が置き換わった後にA350-1000を国際線に投入するようです。
ボーイング787-8の導入についても国内線ボーイング767-300の置き換え用です。
従って、A350-1000が新規に国際線に投入されるのは2022年以降になってしまうようです。
A350-1000はボーイング777-300ERの置き換えとすると、JALは機材の大型化が進むわけではなさそうです。