灘の酒 灘五郷めぐり 浜福鶴吟醸工房と櫻正宗記念館櫻宴
浜福鶴吟醸工房
ガラス張りの工場
ここ浜福鶴吟醸工房は、菊正宗酒造記念館から東に向かって徒歩5分。
酒造りの全工程をガラス張りの施設で見ることが出来る工房です。
平成8年3月22日にオープンしました。
ふつふつと発行する醪の音を聞くことができ、甘い醪の香りを嗅ぐことが出来ます。
他の施設では見られない趣向です。
ただ、施設はそんなに大きくは無く、メインは限定品などの直売コーナーになります。
浜福鶴の歴史
こちらの酒造元は明治初期には「大世界」という銘柄で酒造業を営んでいました。
しかし、戦時の企業整備の政策により菊正宗酒造との合併を余儀なくされたそうです。
戦後独立をして「福鶴」ブランドの酒蔵として酒造りを行ってきました。
その後、日本酒離れが進み、どの蔵元も経営が厳しくなってきた中、「福鶴」では後継者がいないという廃業の危機を迎えたそうです。
そうした中、埼玉県大宮にある小山本家酒造のグループの一員になることを決意して、今に至っているとのことでした。
お待ちかねの試飲
無料試飲コーナーと、有料きき酒処があります。
折角なので、有料きき酒処で浜福鶴を堪能します。
大吟醸3種セットは600円です。
大吟醸無濾過は生酒独特の味わい。
純米大吟醸雄町しずくはお酒らしい強い味わいでした。
櫻宴 櫻正宗記念館
櫻宴紹介
お洒落な2階建ての建物です。
1階はショップ櫻蔵とカフェ
2階は酒蔵ダイニング櫻宴と展示スペース櫻宴蔵町通りとなっています。
試飲は1階の売店でできます。
季節限定涼風しぼりたて純米酒でした。
関西土産です。
展示コーナーは昔の看板やポスターなどが展示されています。
ただ、こちらもダイニングと直売店がメインとなっているようです。
酒蔵ダイニング櫻宴
2階の酒蔵ダイニング櫻宴が人気のようです。
かなり待っている人がいるようでした。
懐石料理やポン酢鍋がいただけるようで、ランチ営業もやっています。
混んでいるようでもあり、入店せずに櫻宴を後にしました。
灘五郷の酒蔵巡りも佳境に入り、後は西宮郷を目指すのみです。
次回は西宮からです。