春の京都 桜の名所を巡る その2東寺
世界文化遺産登録の東寺
真言宗総本山のお寺
京都駅の南に位置する東寺。
真言宗の総本山というと高野山を思い浮かべますが、実は真言宗の総本山は全部で18
本山あるそうです。
その理由は、真言宗にはいくつかの宗派があるからです。
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この18の総本山・大本山を巡る巡礼の旅がひそかにブームになっているとか。
四国巡礼と同じように礼所の順番が決まっているようです。
ここ東寺は平安京に遷都されたのち、桓武天皇が羅城門の東西に大寺を置かれたのが始
まりです。
東寺は何度も建て替えられた
東寺は創建以来1200年の間に幾度も台風や、地震、雷や兵火等の災害を受け、堂塔
の大半を焼失していますが、その度に再建されました。
したがって、国宝五重塔は江戸時代に、国宝金堂は桃山時代に、重文講堂は室町時代に
国宝大師堂は南北朝時代に建てられ、現在に残っています。
東寺は京都の桜の名所
五重塔と桜
駅からは東門入り口まで徒歩10分です。
拝観時間は午前8時から午後5時までです。
春3月中旬から4月中旬と秋10月下旬から12月上旬までは夜間特別拝観があるよう
です。
拝観料500円を支払って東寺の境内に入りました。
先ずは枝垂桜が迎えてくれます。
桜の先に国宝五重塔が見えます。
東寺の象徴五重塔は天長3年(826年)弘法大師の創建着手に始まりますが、雷火な
どによって消失すること4回に及んでいます。
現在の五重塔は正保元年(1644年)徳川家光の寄進によって建てられたものだそう
です。
瓢箪池越しの五重塔です。
五重塔のふもとでは桜が満開です。
国宝金堂
金堂は東寺一山の本堂です。
今の堂は豊臣秀頼が発願して建てられたものだそうです。
内部は撮影禁止の為、パンフレットから。
重要文化財です。
こちらは講堂です。
国宝の梵天や、国宝の帝釈天、国宝の不動明王などが配されています。
お寺ですのでご座を敷いて花見というわけにはいきませんが、満開の桜がとてもきれい
でした。
春の京都桜の名所を巡る旅、次回は伏見を予定しています。