江戸町人の暮らし 江戸東京博物館より
江戸時代の町人は如何に生活していたのか
町人文化
江戸時代前半、日本では職業により士農工商の身分制度が成立しました。
楽市楽座政策の下、免税の特権や営業の自由を承認することで
商工業者を城下町に誘致しました。
これにより農業と商工業の職業分離が進み、
商工業の専門性が高まりました。
こうした都市に居住した商工業者のことを
町人と呼ぶようになりました。
町人は、江戸時代の身分制度における階級の1つでしたが、
町人の中でも階級の差がありました。
家屋敷を所有し表通りに店を構える「旦那衆」から、
裏通りに「裏店」と呼ばれる小ぢんまりとした店を構える下層町人、
没落した都市下層民までさまざまでした。
旦那衆は、町政や公事に参加し、
町年寄を選ぶ選挙権や被選挙権を持つなど、
社会的身分や公的な権利と義務を持っていました。
町人たちは、優れた技術力と潤沢な資金により、
独自の都市文化を形成、発展させ、
貴族や武士などの特権だった文化や習慣が庶民にも広まって行きました。
この大衆文化、都市文化は「町人文化」と呼ばれ、
様々な形で発展していきました。
食文化
食事は、3食とも一汁一菜、もしくは二菜が基本です。
白米と汁物に漬物や野菜の煮物、魚などの副菜が付き、
わずかな副菜で大量の白米を食べる極端な白米偏重の偏った食生活でした。
白米を食べることが「粋」で、江戸っ子の証とされていたようです。
1人が白米を食べる量は1日当たりなんと5合!!だったとも言われています。
肉類や卵黄類を食べるのは、病気をした時などに限っていたようです。
また、味噌は貴重品で、
庶民が口にできるようになったのは、江戸中期頃からでした。
玄米の糠にはビタミンB1が含まれますが、
白米のみを食べることでビタミンB1欠乏症の脚気になる人が
多かったようです。
この脚気は「江戸患い」と呼ばれていました。
「初物」を食べると寿命が75日延びると言われています。
江戸っ子の間では「初物食い」競争が流行していました。
初鰹や、初茄子、新茶などが人気でした。
初鰹には1本に6両(今の価値で20万円以上)の
値段が付けられることあったそうです。
行事や娯楽の楽しみ
節句行事
この時代、武士や貴族のものだった節句行事が庶民に広まり、
都市部の町人を中心に、
年中行事が行われるようになりました。
汐干狩(潮干狩)
町人たちにとって、潮干狩りは春の楽しみの1つでした。
江戸では品川や洲崎の潮干狩が有名でした。
潮干狩の際には、袖を短く仕立てた潮干小袖を着るのが粋とされました。
江戸湾の浜辺で獲れたアサリは、
アサリ売りが「あさりむきん(むき身)」と言いながら
江戸市中を売り歩いていました。
アサリ売りは、子供のいいアルバイトだったようです。
舟遊び
屋形船
江戸時代初頭まで、舟遊びは御座船を持つ将軍や大名の特権でしたが、
河川の整備が進み、旦那衆なども舟遊びを楽しむようになりました。
夏になると、大川(隅田川)に涼み舟が集まり、賑わいを見せたようです。
舟も徐々に大きくなり、大きなもので長さ26間(約47m)、
18人の船頭が乗る屋形船がありました。
17世紀後半以降は、幕府が度々倹約令を出し、
屋形船の大きさや船数に制限をつけたことから、
船は小さく質素なものとなりました。
屋根舟
下層の町人たちは、舟宿や料理屋が所有する「屋根舟」で
舟遊びを楽しみました。
屋根舟は四本の柱と屋根を付けた小型の舟で、
簾(すだれ)がかけられていました。
これは、武士以外は障子をたてる事を禁じられていたためです。
舟頭は1人で、竿の代わりに櫓で漕いでいました。
屋根舟の数は、18世紀後半に50~60艘だったものが、
19世紀初頭には500~600艘にまで増加したといいます。
花見
飲み食いしながら桜を観覧する花見は、
特に江戸の町人の間で人気のある季節の楽しみでした。
江戸で最も有名だった花見の名所は、今も名所となっている上野公園で、
当時は忍岡(しのぶがおか)と呼ばれていました。
花火
江戸時代初期、花火と言えば
線香花火やねずみ花火などの個人で楽しむものでした。
『和漢三才図会』には「鼠花火」や「狼煙花火」などが紹介されています。
最初に行われた打ち上げ花火は、
1733年に徳川吉宗が隅田川で開催した「川施餓鬼」と言われています。
旅行
道路の整備や、早駕籠、馬などの交通手段が発達するにつれ、
庶民の旅行が活発になって行きました。
特に人気があったのは、伊勢神宮への参拝(伊勢参り)や温泉での湯治でした。
移動手段は徒歩が多く、江戸から伊勢神宮までは片道15日も掛かりました。
江戸時代の町人の一生
平均寿命は56歳
江戸時代の平均寿命は50歳から60歳くらいだったと言われています。
60歳の還暦を迎えることは江戸時代の人にとっては
本当に大きな慶事だったようです。
今の時代と比べると20年以上短命だったのですね。
元服は15歳
大人になるのは15歳。
男性は、15歳になると前髪を剃って大人の仲間入りをしていたそう。
12歳ごろから丁稚奉公に行っていたようです。
当時の一生はギュッと凝縮されていたのかもしれません。
でも、12歳で丁稚奉公、15歳で元服とは逞しかったのですね。
ちょっと江戸時代の町人の生活が垣間見れたような気がします。
江戸時代の町並み再現 江戸東京博物館より
江戸東京博物館
江戸と東京の歴史や文化を伝える博物館
両国国技館の隣に位置しています。
失われていく江戸、東京の歴史と文化に関わる資料を
収集、保存、展示する目的に、
「江戸と東京の歴史や文化を伝える博物館」として
平成5(1993)年3月28日に開業しました。
1階のチケット売り場でチケットを600円で購入し、
常設展示室に行くためにエスカレーターに乗ります。
常設展は6階の江戸ゾーンと5階の江戸ゾーン、東京ゾーンの2フロア。
以前、大阪歴史博物館を紹介した時は、
そして近現代大大阪の時代と続きました。
考えてみたら、東京の歴史は江戸時代から。
江戸時代以降、東京は大発展を成し遂げたのですね。
日本橋がお出迎え
6階の江戸ゾーンに入ると日本橋がお出迎え。
この橋を渡って展示ゾーンに向かうことになります。
江戸の町並み再現
寛永の大名屋敷
江戸ゾーンにはいろいろな展示品が飾られています。
また、パネルで江戸時代の色々な分野が説明されていますが、
目を引くのは数々のジオラマによる江戸の町の再現です。
先ずは、江戸城本丸大手門の前に建てられた
広大な敷地に桃山風の荘厳な建物が建っていました。
正門も綺麗な飾りで装飾されていました。
ただ、明暦の大化により焼失し、それ以降はこうした立派な建物は
建てられていません。
寛永の町人地
次に寛永の町人地です。
江戸初期の日本橋北詰の町人地です。
前の大名屋敷とほぼ同じ敷地面積に作られた町です。
1戸1戸が極めて小さいことが良くわかります。
両国橋西詰
江戸時代後期の両国橋西詰の広小路には、
軽業や歌舞伎芝居を見せる見世物小屋、
髪結い床や水茶屋などがいくつも立ち並び、
寿司、てんぷら、うなぎなどの屋台や、すいか売り朝顔売りなどの物売りや
大道芸人も多く集まりました。
夏の間は花火見物の屋形船、屋根船、猪牙船が行きかい、
物売り船や花火船で賑わったそうです。
寿司は江戸の屋台で発展したそうです。
当時の寿司は、今よりも1貫の大きさが大きく、
シャリは赤酢の寿司だったそうです。
また、ネタは江戸前の魚が中心で、主に酢漬けの魚が利用されました。
これから何回かに分け、江戸東京博物館の中で興味深かった物を中心に
江戸と東京の文化と伝統や歴史についてお伝えしたいと思います。
お正月に飲んだ日本酒の話
美味しいお酒が手に入りました
雪の芽舎
正月に実家に家族が集まるということで、
折角なら美味しい日本酒を皆で持ち込もう
という話になりました。
私が買って持って行ったのがこちら
雪の芽舎(ゆきのぼうしゃ)秘伝山廃純米吟醸。
2014年9月から2015年5月までの
ANA国際線ファーストクラスの機内酒にも選ばれた
ことがあるようです。
爽やかなすっきりした飲み口と
華やかな香りで飲みやすいお酒でした。
こちらの酒蔵は、海外進出にも力を入れており、
IWC(インターナショナルワインチャレンジ)や
全米日本酒鑑評会での受賞歴もあるようです。
手に入りにくいお酒ですが、大阪であれば
浅野日本酒店で試飲をして購入することが出来ます。
紀土
用意していてくれたお酒がこちら
紀土(きっど)純米大吟醸山田五〇。
今一番勢いがある酒蔵とも言われていますが
昭和60年代までは京都の有名ブランドの桶売り蔵として
自社ブランドは細々と販売していたそうです。
平成に入ってからは自ら売りたいものを売るとして
自社の販売に力を注いでいったんだそう。
紀土の名前は、「紀州の風土」と
英語表記される「KID」の子供のような天真爛漫さを
イメージしているとのこと。
林檎のようなフルーティーで飲みやすい爽やかなお酒です。
何杯でも飲めそうなそんなお酒でした。
空
次に飲んだのは
蓬莱泉 純米大吟醸 空(くう)。
凄い人気でプレミアム商品となっていて入手困難です。
蔵元に直接予約しても1人1本までの限定予約で、
2019年12月31日までの受付で2020年11月の出荷分
が購入できるんだとか。
約1年後に手に入るということです。
原料米は山田錦で麹は40%精米、掛け米は45%精米です。
1月1日に西武百貨店池袋本店で売り出されたそうですが、
あっという間に無くなったとのことでした。
飲み口は、米の美味しさがしっかり味わえるお酒です。
フルーティーとは真逆の日本酒がしっかり味わえる「旨い」酒。
日本人に生まれて来て良かったと
美味しいお酒をのむと、幸せを感じます。
実は梵(ぼん)純米大吟醸ゴールドも用意してくれていたのですが、
3本開けたところでギブアップ。
次回はチャレンジしたいと思います。
おまけ
羽田空港ダイヤモンド・プレミアラウンジ
大阪に帰る日。
普段は日本酒は置いていない羽田空港DPラウンジ。
正月だからか、日本酒が置かれていました。
「金滴」は北海道樺戸郡新十津川町にある金滴酒造で造られたお酒
「大典白菊」は岡山県高梁市にある白菊酒造で造られたお酒です。
両方の日本酒とも1月限定提供品と記されていました。
常温で置かれていたので、
良くも悪くもお酒の味がダイレクトに伝わります。
旨味の強いお酒です。
1杯だけ味見と思いながら、
ついつい何杯も飲んでしまうのが酒飲みの性。
今年は正月から美味しい日本酒に巡り合うことが出来ました。
不思議なおばさんに遭遇 伊丹空港DPラウンジにて
伊丹空港ダイヤモンド・プレミアラウンジにて
帰省の時の話です
正月の帰省で、東京に帰ります。
いつものように少し早めに空港に到着して、
伊丹空港のダイヤモンド・プレミアラウンジ突入します。
ファーストクラスチェックインカウンターから
保安検査場を抜け、エレベーターで3階に上がると
ダイヤモンド・プレミアラウンジとサクララウンジの受付があります。
ここの受付で搭乗券や、
搭乗券を登録してあるスマートフォンのWallet
ICカードなどをリーダーにかざしてラウンジに入場します。
後で、不思議なおばさんの話をしますが、
ここがポイントになります。
ラウンジの様子
以前、リニューアル後のダイヤモンド・プレミアラウンジの様子は
リポートさせて頂きましたが、
空港に面した窓が大きく、開放的な居心地の良い空間です。
itmbase.hatenablog.jp
国際線のラウンジと比べると
食事やドリンクの種類は少ないですが、
2種類の焼きおにぎりや、JAL特製焼きカレーパン、
お味噌汁や万次郎かぼちゃと野菜のスープなどがいただけます。
不思議なおばさん登場
お金持ちそうな女性
黒いダウンのコートを身にまとった女性がラウンジに入ってきました。
成金趣味なお金持ちそうな女性です。
大きなカバンを2つ抱え、
年のころは、50代位でしょうか。
その後ろから
「お客さま~、お客さま~」と言いながら、白い服の女性が追いかけてきました。
追いかけてきた女性、
「受付がまだお済になっていませんが」と。
どうやらラウンジの受付の女性のようです。
するとお金持ちそうな女性は
「あら、ここのラウンジは何のラウンジなのかしら?」
「ゴールドカードなら何枚も持っていますわよ」と。
ラウンジの受け受けの女性は、
「お荷物をお持ちしますので、受付の方にお越しください」
と言って、お金持ちそうな女性とラウンジの外に消えて行きました。
そしてお金持ちそうな女性は、ラウンジには戻ってきませんでした。
確信犯?
最初は、カードラウンジと間違えたのかなと思っていました。
妻と「可哀そうだね」と、そんな話をしていましたが・・・。
この入口を通ってラウンジに入るわけで、
この入口はカードラウンジとは間違えようもないし。
初めて来たのであれば、
受付でここは何のラウンジですか
このカードでは入れますかと聞くのが普通かと。
ん・・・???
確信犯???
一度入室して(出来て)味を占めた???
事情は知る由もありませんが、不思議なおばさんに遭遇したという
そんなお話でした。
キャセイパシフィックでハノイから関空へ ハノイ弾丸2泊3日の旅
キャセイドラゴン航空で香港まで
KA296便香港行き
12月のハノイ2泊3日の弾丸旅の記事
年を越してしまいましたが、今回の記事が最終回。
ハノイ10時50分発の香港行き
香港乗継で大阪関西空港に帰ります。
キャセイドラゴン航空はキャセイパシフィック航空の子会社で
香港から東南アジアの近くの都市に飛ばしています。
ワンワールドエメラルドのステイタスが使えます。
ハノイ・ノイバイ空港NIAラウンジで過ごした後
飛行機に乗り込みます。
キャセイドラゴン航空はA319、A320の小型機が多い
イメージがあるのですが、
今回、乗る飛行機はA330-300の大型機です。
ワンワールドエメラルドの特典、優先搭乗です。
今回のシートは22Aと22Cです。
前方の座席を確保できるのもワンワールドエメラルドの特典。
エコノミーのシートは2-4-2の8列シート。
香港には13時50分到着予定なのですが、
時差が1時間あるので、乗っている時間は2時間です。
機内食
わずか2時間のフライトなのですが、
しっかりした機内食が出ます。
シーフードかチキンから選択できます。
私はシーフードを選択。
白身の魚がなかなかいけます。
ビールはハイネケン。
妻はチキンです。
シンプルですが味はトマトの煮込み風で
普通に美味しかったとのことでした。
食べてちょっとうとうとすれば、
あっという間に香港に到着です。
香港のデモの影響か、搭乗率は50%程度といったところでした。
キャセイパシフィック航空で大阪関空へ
CX502便大阪行はB777
キャセイパシフィック航空ザ・ピア ファーストクラスラウンジで
乗継時間を堪能した後、
香港国際空港16時35分発のCX502便で大阪に帰ります。
乗る飛行機はB777-300です。
ワンワールドエメラルドの優先搭乗があります。
乗るのはエコノミークラスなのですが。
今回のB777-300は77Pと呼ばれる中距離タイプ。
ビジネスクラスだとフルフラットにならないシートで
ちょっと残念な形式ですが、
我々はエコノミーなので関係なしです。
選択したシートは39Dと39Eの
真ん中4席の左2席。
前の間隔は、足を組めるほどの余裕です。
搭乗時間は3時間25分と程よい近さです。
機内食は
今回はビーフとパスタからの選択でした。
私が選んだのはビーフ。
牛肉のすき焼き風煮込み。
何故か日本への帰国便は蕎麦が出ることが多いですね。
妻が選んだのはパスタ。
トマトソースとチーズのペンネ。
こちらも蕎麦付です。
今回の旅行は2泊3日の弾丸の旅でした。
中々休みが取れない中、土日に1日有給休暇をつけての旅行。
慌ただしい旅行となってしまいましたが、
凝縮された有意義な旅行でもありました。
ベトナムは好きな国の一つです。
ハノイもとても居心地は良かったです。
また、再訪することになると思います。
今回でハノイ弾丸2泊3日の記事は終了となります。
長い間お読みいただきまして有難うございました。
香港「ザ・ピア」ファーストクラスラウンジ ハノイ弾丸2泊3日の旅
ザ・ダイニングで優雅に昼食を
香港国際空港で乗継
行きと同じようにキャセイパシフィック航空利用なので
香港国際空港で乗継です。
香港国際空港に13:50に到着します。
関西国際空港に向かう飛行機は16:35発なので
2時間強の時間をキャセイパシフィック航空のラウンジで過ごします。
行きはザ・ウィングファーストクラスラウンジに滞在したので
帰りはザ・ピアファーストクラスラウンジに行くことにしました。
ザ・ピアファーストクラスラウンジの入り口は
第1ターミナルの63番ゲート付近です。
エスカレーターで降りたところにラウンジはあります。
こちらがエントランスです。
この廊下の奥にレストラン、ザ・ダイニングがあります。
ザ・ダイニングの様子
ちょっと前(3~4年前?)までは、ザ・ダイニングの料理のメニューは
ペニンシュラホテル監修の豪華なメニューでしたが、
今はザ・ウィングのメニューとほとんど一緒となり、ちょっと残念です。
こちらのレストランで食事をいただきます。
いつもはゆったりしているのですが、今日は結構満員です。
注文したのがこちら。
シーフードパスタとワンタン麺と和牛ハンバーガー。
妻と2人分です。
昔より質が落ちたとは言っても
こんなに贅沢できるのですから文句を言ってはいけません。
もちろん大変美味しくいただきました。
まだまだザ・ピアを堪能
ザ・パンドリー
ザ・ダイニングでは本格的な食事が頂けますが、
ちょっとお腹が空いている時や、お酒のおつまみが欲しいときは
こちらザ・パンドリーです。
ラウンジの一角の奥まったところに
スイーツやサンドウィッチ、チーズや生ハムなどが置かれています。
ザ・バー
缶ビール以外のアルコールはカウンターで注文します。
カクテルなども作ってもらえます。
カウンターバーに座っていただくも良し、ソファーに持って帰っていただくも良し。
非常に余裕のあるゆったりした造りになっています。
ザ・リトリート
ザ・ピアファーストクラスラウンジにはザ・リトリートという
個室も用意されています。
仮眠が出来ますし、大きな窓から飛行機を眺めていても楽しいです。
空港の外では、デモ隊の衝突が続く香港。
キャセイパシフィック航空に与える経済的被害も甚大です。
こうしたサービスを続けていくことが出来るのか心配にもなります。
ちょっと複雑な心境になりました。
次回はハノイ弾丸の旅の最終回、ハノイから大阪までの機内の様子を
お伝えしたいと思います。
ハノイ・ノイバイ空港NIAビジネスラウンジ ハノイ弾丸2泊3日の旅
ハノイ・ノイバイ空港が運営するビジネスラウンジ
キャセイパシフィック航空指定ラウンジ
あけましておめでとうございます。
読者の皆さんにご愛読いただけますよう頑張りますので、
本年もよろしくお願いいたします。
ということで、ハノイから日本に帰るときに立ち寄った
ハノイ・ノイバイ国際空港 NIAビジネスラウンジを紹介します。
ソンホンビジネスラウンジ
ノイバイ国際空港ビジネスラウンジ(NIAビジネスラウンジ)
ベトナム航空ビジネスラウンジ
の3か所です。
JALやキャセイパシフィック航空は
ソンホンビジネスラウンジとNIAビジネスラウンジが指定ラウンジに
ANAは
NIAビジネスラウンジが指定ラウンジに
プライオリティーパスは
ソンホンビジネスラウンジが指定ラウンジとなっています。
また、ベトナム航空ビジネスラウンジは
ベトナム航空をはじめ、スカイチームの指定ラウンジとなっています。
エスカレーターで4階へ
我々が目指すNIAラウンジは保安検査を通過して左側にあります。
ANAの看板がひときわ目立ちますが。
このエスカレーターを上ったところにラウンジはあります。
天井が高く広々しています。
押し込められた感が無く快適な空間です。
ハノイからの飛行機が10:50発です。
いまは朝9時前。
まだ朝が早いからかラウンジはガラガラです。
白いソファーがずらりと並びますが、真ん中に入って、周りを囲まれたら、
外に出るのが大変そうです。
2015年運用開始の国際線専用第二ターミナル。
新しいので綺麗です。
窓も大きく、気持ち良いラウンジです。
メニューはこんな感じ
軽食は
ホテルでがっつり朝食を食べてきたので
あまりお腹は空いていません<m(__)m>。
コールドミールから。
サーモン寿司と巻き寿司。
空芯菜の炒め物、サンドウィッチ、パン。
デザートもあります。
ホットミールからはから揚げとパンケーキ。
春雨と豆腐の餡かけの煮込み。
ライスとピラフ(炒飯?)
フォーはカウンターで作ってもらいます。
果物も置いてありました。
ドリンク類は
タイガービールはシンガポールの銘柄です。
コカ・コーラも見えます。
ベトナム産ビールはこちら。
333ビールとビア・ハノイ。
下段はオレンジジュースですかね。
赤白ワイン、ウイスキーの他に日本酒や梅酒も置いてありました。
越の一???あまり聞き覚えのない日本酒の銘柄です。
日本に帰ってから「越の一」調べてみました。
越南(ベトナム)で最初に醸された日本酒として「越の一」と命名された、
ベトナム産の日本酒だそうです。
臭いのしないものを使って作っているそうで、
フエ・フーズ・カンパニーという会社が作っていらっしゃいます。
ラウンジの奥にはシャワールームもありました。
航空会社所有のラウンジではなく、空港運営のラウンジですが、
新しくて綺麗で、広くて天井の高い快適なラウンジでした。
食事もドリンクもまずまずで、利用価値は高いと思います。